松尾スズキ|MATSUO Suzuki

1962年生まれ。福岡県出身。
少年期、漫画家に憧れ、雑誌社への投稿を始める。大学時代はデザインを専攻。
1988年に大人計画を旗揚げ。主宰として作・演出・出演を務めるほか、小説家・エッセイスト・脚本家・映画監督・俳優など多彩に活動。
自身のエッセイでは多くの挿画も手掛け、2013年には、作画・文章ともに描き下ろしたオリジナル絵本『気づかいルーシー』を刊行、2019年の舞台『命、ギガ長ス』では作・演出・出演に加え、舞台美術も手がける。2022年の舞台『ツダマンの世界』ではメインビジュアルのイラストも担当。
1997年に舞台『ファンキー!〜宇宙は見える所までしかない〜』で第41回岸田國士戯曲賞、2008年に映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』で第31回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、2020年に舞台『命、ギガ長ス』で第71回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。
2020年よりBunkamuraシアターコクーン芸術監督に、2023年より京都芸術大学舞台芸術研究センター教授に就任。
2023年12月には自身初の個展「松尾スズキの芸術ぽぽぽい」を開催。


写真クレジット:Munetaka Tokuyama
シン・ヒョットコ

シン・ヒョットコ

¥99,000
コロナ禍の中暇を持て余したわたしは押入れの中に眠っていたキャンバスに絵を描き始めたすべての始まりがこれだ部屋の隅にたてて飾ろうと思ったわたしなりの屏風の解釈屏風には雲が描かれているという勝手な思い込みで雲を描いていたら自然とこんな絵ができた 手前のヒョットコが火を吹き出し 後ろのよくわからない生き物が煙を吹き出しそれが時を経て雲に変化していく ヒョットコと生き物は観念の世界でつながっているので 火と煙は循環し 雲が絶えることはないそこに意味はない 屏風には思想がない方がいい 部屋に思想はじゃまでしかない 夢のかけらみたいなものが 描いてあればそれでいい しかしなぜヒョットコは下半身裸なのだろうか とにかく意地でも彼に ズボンだけは履かせたくないのだ ヒョットコは法外な男だ 素材・技法 ジグレー 制作年 2022年 作品サイズ(H×W) H549×W672mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H631...
プルプルルーシー

プルプルルーシー

¥64,900
ルーシーを描き始めて40年近くになる芝居を始める前四コマ雑誌に持ち込みをしていた頃主人公はルーシーという女の子だった内容がシュールすぎてうちは『かりあげくん』みたいなのが欲しいのよと、美人編集者に言われた 『かりあげくん』みたいな話は 一つも思いつかなかった それから時を経て 『気づかいルーシー』という絵本で ようやく日の目を見た ルーシーはミュージカルにもなった だから年季が違う 奈良美智のマネをしているというのは お門違いなのである マンガから絵本、そしてミュージカル からの絵画 積み上げられたさまざまな気持ちで ルーシーはプルプルふるえている 素材・技法 ジグレー 制作年 2023年 作品サイズ(H×W) H283×W224mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H315...
ドクロ月

ドクロ月

¥55,000
ドクロが出てくる絵も描いてみた昔からドクロというものはモチーフとしてよく描かれる。珍しくもなんともない。しかし、ドクロが月になるというのは新しいじゃないか。月の中にドクロの模様が見て取れる人とそうでない人がいる。わたしは、前者だ。 素材・技法 エッチング 制作年 2023年 作品サイズ(H×W) H332×W260mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H360 × W292mm 特記事項 なし このアーティストの全ての作品を見る
自分が書いたわけでもないキャラクターを見つめるアンデルセン

自分が書いたわけでもないキャラクターを見つめるアンデルセン

¥94,600
アンデルセンは考える「わたしはこれを書いたのかな?」トゲくちびるは訴える「あんたは俺を書いてない!」アンデルセンはまだ考えている「書いた・・・かもしれないな」「書いてない! 書いてない!」平行線であるが、別に二人は怒っているわけじゃないやりあっている事実だけが今という時間を充実させるのだ 素材・技法 ジグレー 制作年 2023年 作品サイズ(H×W) H718×W480mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H746×W517mm 特記事項 なし このアーティストの全ての作品を見る
威嚇

威嚇

¥70,400
間違いなく虎の役割をおおせつかり100の力で応えている少し得意げな表情であるposeも多少無理しているが威嚇にふさわしいものだ 素材・技法 ジグレー 制作年 2023年 作品サイズ(H×W) H422×W334mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H486×W389mm 特記事項 なし このアーティストの全ての作品を見る
オハギ×4

オハギ×4

¥55,000
おはぎは一つでも嬉しい。それが四つはなお嬉しい。しかし、数が増えても量が増えているわけではない。ごまかされるのはうんざりだが、こんなかわいい女の子が、おはぎをごまかそうという心、それはなおさらかわいい。 素材・技法 エッチング 制作年 2023年 作品サイズ(H×W) H254×W330mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H293 × W360mm 特記事項 なし このアーティストの全ての作品を見る
ふるえ

ふるえ

¥55,000
初めてエッチングというものに手を出してみた手が震えてうまく描けなかったしかし、スタッフは、いい、いい、と言う敬愛する横尾忠則さんは手の震えをタッチにいかしているという。この歳でそんな境地にいたっていいのか疑問だが、いいと言われて悪い気はしない。 素材・技法 エッチング 制作年 2023年 作品サイズ(H×W) H333×W252mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H360 × W293mm 特記事項 なし このアーティストの全ての作品を見る
花とおじさん

花とおじさん

¥70,400
花たちの中におじさんがいるおじさんの顔は定規で描かれているなにか恥ずかしくてフリーハンドでは描けなかったおじさんも花の中にいるのが恥ずかしくて目から乳輪のようなものを出すがそれすら花の一部と化していく 素材・技法 ジグレー 制作年 2022年 作品サイズ(H×W) H420×W337mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H456 × W387mm 特記事項 なし このアーティストの全ての作品を見る
泣赤子

泣赤子

¥55,000
赤子は泣きながら蝶を捕まえる。ただならぬ赤子であるのだ。 素材・技法 エッチング 制作年 2023年 作品サイズ(H×W) H256×W240mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H297 × W268mm 特記事項 なし このアーティストの全ての作品を見る
もう頬杖もつく

もう頬杖もつく

¥55,000
わたしは、世界というものを、 いつもだいたい見誤っているらしいだから頬杖をついている絵を描いたもう、頬杖をついているところを人に見られて、なんと思われてもいい。 素材・技法 エッチング 制作年 2023年 作品サイズ(H×W) H328×W253mm エディション 20 納品期間 1ヶ月ほど サイン あり 額仕様 木製額、アクリル板 額寸(H×W×D) H360 × W292mm 特記事項 なし このアーティストの全ての作品を見る